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12/30 memo

僕たちの住んでいる町にはカンナメとかカンカン坊とかいう妖精の様な何かがいて、僕たちも何度かカンカン坊を見たことがあるのですが、それはいつも真夜中に電柱の脇に座り込んでいたり、明け方頃ぼんやり立ってたり、日暮れ頃に街路樹の隙間から覗いていたり、それは犬の様に大きな黒目で、子どもの様な顔で、いつも手にした空き缶をペロペロなめており、兎に角よく分からない妖精の様な存在です。
以前、お店が暇な時間に、店の外でアコーディオンやらギターやら弾いて遊んでいたら、カンカン坊がいつの間にか目の前におり、缶を大事そうに持って、演奏をする僕たちのことを真っ黒くて大きな目で見つめており、笑いかけると突然地面に頬杖をついて寝転がり、黙ってカンカンをなめながらこちらを見つめるのでちょっと困惑してしまったことがありました。

もしかしたらカンカン坊は、誰の目にも見える存在ではないのかもしれないなと思っています。
僕たちもここ2年で3回見たことがある程度です。

昨日お店に来た僕と年の変わらないお客さんが、小学校の頃によく見た、カンナメと呼んでいた、と教えてくれて、興味を持ちこのことを日記に書いているわけですが、だって今も子どものまんまなんです。
いよいよこれは本当の妖精かもしれないと思いました。

何なんだろう、不思議だなあ、と思って夜中の4時過ぎに店を閉め、友達と帰り道を歩いていたら、真っ暗な道路脇から「ブルルルルルルルル・・・」と猫が喉を鳴らすときに似た音が聴こえて来たので見ると、カンカンを大事そうに持った白い顔をした子どもがしゃがみ込んで、こっちを大きな黒目で見ていました。カンカン坊でした。
彼のことを興味津々で話していたから出て来てくれたのかなあ。
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  1. 2007/12/30(日) 18:14:23|
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